April 13, 2008

wow



「ナタリー・ポートマンがデートしてる新しいボーイフレンドはヒッピー?それともシリアル・キラー??」とかなんとかでゴシップ・コラムに書かれてましたが、デヴェンドラ・バンハートのことでした。ちょっとびっくり。もともと彼女がデヴェンドラのファンで、最近彼の新曲のクリップに出演したのが縁らしいのですが、一昔前では考えられない範囲でミュージシャンとフィルム・スターがつながってますね。

「ダージリン急行(ホテル・シュバリエ)」、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」と続けてナタリー・ポートマンの印象的な演技を観たところだったのですが、彼女が2006年に主演した「フリー・ゾーン」というイスラエル映画もかなり良かったです。
イスラエルに遊びに来た女性(父がイスラエル人、母がアメリカ人のアメリカ国籍という設定)が理由あってイスラエル人の女性タクシー・ドライバーと一緒に隣国ヨルダンへ向かい、そこで装甲車を転売するパレスチナ人女性と出会い、文化の違う3人の女性がそれぞれの思惑を持ちながら数時間を共に過ごす、という内容。アラビック世界のロード・ムービーといった趣もあり、直接的な戦闘シーンも欧米諸国の影もなく、ふたつの国の平常の様子が垣間みれる興味深い作品でした。主役がナタリー・ポートマン(=西側社会で生活する人)なので感情移入がしやすかったし、イスラエル人、パレスチナ人の役を演じる女性が、年配ですが美しく魅力的でした。こういう地味で社会的な作品にも出演を決めるポートマン、才能ある女性だなと思います。