April 30, 2008

look



chanelが次のキャンペーンに、カート・コバーンとコートニー・ラブの娘を起用するとか、しないとか。なんとなくお父さん似の彼女、もう15歳だそうです。。。今シーズンのmarc jacobsの広告はヴィクトリア・ベッカムですが、気持ちの良いビジュアル、ではないですよね。アートに造詣が深い彼の事、何かのリファレンスなのかなとも思ったりしますが、もしかしたらまとわりつく彼女へのいじわるで使ったのかなとも思ったり。だいたい夫婦共々きっとアメリカ人から見たら単なるイギリスからやって来たセンス悪い田舎者、って感じかと。同じくいつもmarc jacobsのショーのフロントロウに座っているのがハリウッド女優のセルマ・ブレア。何年か前のmiu miuのキャンペーンでも知られてますが、日本人(私)から見ると、特にヒット作もないし、美人でもスタイルが良いわけでもないし、35歳でバツイチ、いまひとつつかめない人ですが、でもジャルーズ掲載のこの画像はいい感じ。地味なフレンチ・スタイルですが、センス良くないとこうは着こなせなさそう。かなり好きでした。

April 28, 2008

hello stranger


van sheのファーストアルバムが8月にリリースされるそうです。すごおおおく楽しみ。
先行シングル、'strangers'も良い感じです☆2月の来日ライブを見逃してしまったこと、悔やまれてなりません。。。また来るかな?



それと、遅まきながら、セバスチャン・テリエの新作、'sexuality'、素晴らしかったです。
メランコリックで退廃的だけどモダンで。
今、アナイス・ニンの「ヘンリー&ジューン」を読んでいるのですが、なんだか雰囲気がぴったりきます。
こちらも先日のル・バロンでの演奏を見逃してしまいました。。。また来るかな??

April 24, 2008

girl from mars



23日からスタートした「トライベッカ・フィルム・フェスティバル」のウェブサイトで久々に目にした「パリ・テキサス」の画像。今観ても、ナスターシャ・キンスキー、すてきです。。。
何を着ていても、どんなヘアスタイルでも、若くても老いても、前から見ても上から見ても、とにかくひたすら美しい人ってそうそういないですよね。
どちらかというと、ヨーロッパ(もしくは出身)の女優の方が美しさプラスアルファ、なんとなく深みがあって好きです。

でも、この間見直した「パリ、ジュテーム」でのアメリカン・アクトレスたち、マギー・ギレンホールとジーナ・ローランズは最高。撮影したのがパリだからかな。

April 19, 2008

in the city

最近知って、かなり気に入ってしまったバンド、the chromatics。
映像の感じも70〜80年代な感じですごく好きです、なんとなくポランスキー監督の「フランティック」を思い出しました。




April 14, 2008

'lisa says'





another magazineと新しいjalouse両方に、モデルとしてフィーチャーされているこの巻き毛の女性が気になりました。「フィルムメーカー」だそうなのですが、さすがパリジェンヌ、着こなしがおしゃれ。70年代っぽいルックス、帽子、サングラス、ネックレス、赤、エポーレットなどかわいいエスプリが詰まってます。

April 13, 2008

wow



「ナタリー・ポートマンがデートしてる新しいボーイフレンドはヒッピー?それともシリアル・キラー??」とかなんとかでゴシップ・コラムに書かれてましたが、デヴェンドラ・バンハートのことでした。ちょっとびっくり。もともと彼女がデヴェンドラのファンで、最近彼の新曲のクリップに出演したのが縁らしいのですが、一昔前では考えられない範囲でミュージシャンとフィルム・スターがつながってますね。

「ダージリン急行(ホテル・シュバリエ)」、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」と続けてナタリー・ポートマンの印象的な演技を観たところだったのですが、彼女が2006年に主演した「フリー・ゾーン」というイスラエル映画もかなり良かったです。
イスラエルに遊びに来た女性(父がイスラエル人、母がアメリカ人のアメリカ国籍という設定)が理由あってイスラエル人の女性タクシー・ドライバーと一緒に隣国ヨルダンへ向かい、そこで装甲車を転売するパレスチナ人女性と出会い、文化の違う3人の女性がそれぞれの思惑を持ちながら数時間を共に過ごす、という内容。アラビック世界のロード・ムービーといった趣もあり、直接的な戦闘シーンも欧米諸国の影もなく、ふたつの国の平常の様子が垣間みれる興味深い作品でした。主役がナタリー・ポートマン(=西側社会で生活する人)なので感情移入がしやすかったし、イスラエル人、パレスチナ人の役を演じる女性が、年配ですが美しく魅力的でした。こういう地味で社会的な作品にも出演を決めるポートマン、才能ある女性だなと思います。

April 12, 2008

how graceful...



待ちに待った「ランジェ公爵夫人」。
初めて行った岩波ホール、平日のお昼にも関わらず満席でした。

映画はフランスの文豪、バルザックの小説を原作にしたナポレオン時代のパリ・サンジェルマンを舞台にした恋愛劇。何かで上の画像を見た瞬間、「絶対に観なければ!」と思った通り、俳優も、衣装(インスパイアされますよ)も、セットも、本当に優雅で美しく素晴らしかった。。。
2時間半の大作。そのほとんどは主人公の将軍と公爵夫人の間のやりとりというクラシックな心理劇なので、ハリウッド映画のような起伏にとんだ展開はありませんが、「フランス人ってこうなんだな〜」という今も昔もたぶん変わらないエスプリを堪能できました。
例えば同じ題材でも、別の監督、別のプロデューサーが撮影すれば華やかな中世恋愛悲劇になったのかもしれませんが、そこはヌーヴェル・ヴァーグの校長先生、ジャック・リベット監督。そぎ落として、そぎ落として、何もかも最小限のシンプルな表現の中で観客が目を凝らすと何かが見えてくる作品だと思います。

パパ・ドパルデューの大ファンなのですが、息子ギョーム・ドパルデューも相当、素敵。「ローラX」からもう10年くらいかな、事故による片足切断を経て、重量感が増して渋い個性の俳優になりました。。。ルイ・ガレルが表紙の最近のvogue l'uomoでも彼の特集が組まれています。
買ってしまいました。

April 09, 2008

free silk




jalouse の4月号にエルメスのスカーフ&ショールの特集が別冊でついています。
インド撮影のストーリーで、フランス人の気分はもはやヴァカンスなんですね。
表紙の大きなカシミア・シルクのショール、お買い物用のシルクのバッグ、素敵だなあ。。。
たとえエルメス以外だとしても、いろいろなスカーフ使いの参考になるナイスなカタログでした。

summer breeze





ロンドンのデザイナー、emma cookとtopshopのコラボがこの夏お目見えするそうです。上の画像は emma cook spring/summer 2008からなのですが、色使いもデザインもすごくかわいい。楽しみです。キャシャレルのディレクター、イーリー・キシモトに交替したばかりですが、次は彼女とかいいんじゃないかな〜〜。

April 05, 2008

ticket to ride



昨日見せていただいたAW2008-09 greenのショーでもかなり気になったのですが、丸い形のファーのベスト、かわいい。。。
上の画像は face hunter から。
stella mccartney のコレクションに出ていたファー(でも彼女の場合はきっとファーじゃないですよね)のトップスもゴージャスで素敵でした。
来シーズンこそ初ファーを狙いたいところです。

April 03, 2008

confiture




子供の頃から酸味と甘さが混ざる味覚が苦手で、長らくジャムとかマーマレードもパスだったのですが、猫沢エミさんのエッセイに「残ったバゲットは、翌日少しトーストしてバターとジャムでタルティーヌにするとほっぺが落ちそう」という感じの文章があり、なんとなくかなりおいしそうで、興味をそそられました。確か石井好子さんも著書でそういうような事を書いてらして、とにかく一度トライしようと試したところ、すぐにその虜に。今まで全く興味がなかったので、行き当たりばったりで適当に買ったジャムがベルギーの「アルデネーゼ」というブランドで、リーズナブルだし、砂糖が入っていないので甘さが控えめなのが良かった。特にほのかに苦みを感じられるブルーベリーが気に入ってます。近所ではヒルサイド・パントリー以外で見つけられなくて、一度日曜日にジャムがなくなり月曜日に我慢出来ず(パントリーは最近月曜日も開いていることを知らなかった)他のジャムを買ったところ、やっぱり甘くてだめでした。それにしてもこの朝食で1日に必要なカロリーの半分近くは確実に消費してますね。


April 01, 2008

un couple parfait



日本人の諏訪明彦監督がパリで撮影した作品、「不完全なふたり」。
ジュリエット・ビノシュを配し「パリ・ジュテーム」にも参加していた監督で、彼のこの長編、なんだかとても良かったです。
リスボンに住んでいるフランス人アーティストのカップルが友人の結婚式のためにパリに久々に遊びに来る、
結婚して15年のふたりは離婚することを決めている、
そして。。。というストーリー。
まず映像の全体のトーンが独特(ゴダール作品の撮影監督が参加しているそうです)。カップルのふたりがフランス映画でたびたび見かける素敵な俳優だったので感情移入しやすかったこともあり、特に起伏のないストーリー展開も、静かなロダン美術館、ホテル周辺(北駅周辺??)の街の雰囲気も楽しめました。BGMは無く、画面に溢れるパリの街のノイズも美しかったです。

この前観た「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は中国人監督が撮ったアメリカでした。
同じく「タロットカード殺人事件」はニューヨーカー、ウディ・アレンが撮ったロンドン。
「ダージリン急行」もアメリカ人監督ウェス・アンダーソンが撮ったインド(とパリ)。
他にもいろいろありますが、異邦人が描く外国ってどこかロマンチックで好きです。