January 23, 2008

I'M NOT THERE... r.i.p., heath ledger








昨日、ちょうど映画「I'm Not There」の試写を観たところでした。

アーティストってその時々のインスピレーションによって進化/変化していくところを周囲が見ているわけですが、
そのある影響下毎にbob dylanを演じる俳優(6名)を変えながら、それぞれストーリーを作っていくというとても興味深い演出。
特にcate blanchettが演じる196o年中盤の時代がとてもポップで、複雑で、美しくて、感動しました。

私にとってのbob dylanと言えば、
cat powerやpatti smithも彼に夢中だった、
edieやnicoもつきあっていたらしい、
という感じでかなり興味があったひとなのですが、何しろ歌詞の良さが言語の問題でわかりにくく、
目にするビジュアルもどうもいまひとつ。。。で、なんとなくそのままにしていたのです、
が、早速you tubeで彼の1965年前後の映像を探したところ、まさに女優が演じる男性そのままに両性具有的な繊細さが魅力的。

そしてもう一人、私の大好きな俳優 heath ledgerもbob dylanを演じる「俳優」を演じていて、
奥さん役のcharlotte gainsbourgともども人気のスターならではのオーラを放ち、ストーリーに躍動感を与えていました。
でも、28歳の若さで、昨日亡くなってしまったと。
今後彼の作品を観れないと思うと、とても、とても残念です。
輝きを持った、素敵な俳優でした。