December 21, 2008

new york, paris vu par...


fab stylist



broken english、を観て思い出したのは、監督のzoe cassavetesが7〜8年くらい前のインタビューで、「いつかsex & the cityの脚本を書いてみたら面白いかな、と思ってる」というような話をしていたこと。勿論あのドラマみたいな下品なあけすけさは皆無で、知的で洗練されているけれど、どんな女性もこの映画を観てきっとどこかで共感出来るんじゃないかなと考えた時に、なるほどなと思った発言でした。設定や監督のバックグラウンドになんとなく共通点がなくもなさそうな、2 days in paris、と比べて、監督がフランス人女性かアメリカ人女性かというところの視点や表現の違いが興味深いなと思います。エンターテイメントとしてこういうパーソナルな作品が少しづつ増えてきているような気がして、これからも楽しみ。

そしてこの映画のもうひとつの魅力はニューヨークで生活する主人公のさり気なくおしゃれなファッション。
ウェブサイトを見ると、stacy battatというスタイリストが担当しているとあり、もともとmarc jacobsのインハウス・スタッフだったとか。いつも素敵だな、と思って見てるミシェル・ウィリアムスやマギー・ギレンホールなどは彼女のクライアントで、他にlulaなどにも参加しているところを見ると、venetia scott周辺なのかも。最近だとルイ・ヴィトンのソフィア・コッポラ親子が登場したプロモーションも彼女がスタイリングを手がけていたそうで、特にどうという事のないパーカー・ポージーさえも素敵に見せるテクニックはさすがでした。

(↓このばさっとしたまとめ髪すらかわいく思えて)