June 01, 2008

synecdoche,new york




カンヌ映画祭も終わり、全仏オープンテニスが始まりました。私はセルビア勢派です、どこまで残れるかな。
今回カンヌで公開されたリチャード・カウフマン監督作「synecdoche, new york」、日本公開は来年予定だそうで楽しみです。(上の画像、主人公のアパートのインテリア、すごく素敵!)
synecdocheとは「代喩;sailでshipを表すように一部で全体を、全体で一部を、特殊が一般を、一般が特殊を表す法」と辞書にあり、代喩のニューヨーク、わかったようなわからないようないかにも彼らしい表現。
カウフマンがミシェル・ゴンドリー監督と組んだ「エターナル・サンシャイン」は私的ベスト10に入る大好きな作品なのですが、もし、私がプロデューサーだったら、脚本の複雑な時間軸だけ残して、その他の戯画的で夢想的な場面は全部外させたかな〜。ゴンドリー監督「恋愛睡眠のすすめ」も同じ思いで観てました。どうやらこの「synecdoche...」もびっくりな場面が多そうです。
そういう奇想天外なところこそ彼らが支持されるところだとわかっているのですが、彼らのストーリーのロマンチックさや映像感覚、そしてキャスティング(今回も素晴らしい!)がとても好きなので、いつもジレンマを感じてしまう。
ハニカムのサラ(colette)のブログから辿ったペドロのブログでピックアップされていたバンド、produced by erol alkan☆、のクリップがかわいくて、ちょっと「恋愛睡眠のすすめ」っぽいな〜、と思いながら、カウフマンへ思いを馳せてみました